2020/06/21 23:30
さて、自宅インフラの論理構成がおおよそ固まってきたので、少し紹介したいと思います。(物理と合わせて書くとグチャグチャになるので今回はあんまり触れません。)1年ほど前の構成はこちら最近書いた物理構成はこちら指針これまでの自宅環境では、Hypervisor である Proxmox を利用した仮想化環境を主として構成していました。しかしながら、複数のWebサイトをホストしたりする都合上、仮想マシン(VM)ではスケールに手間がかかります。そこで、学習・検証を兼ねて、kubernetes を用いたコンテナ環境を採用することにしました。また、都合上、仮想マシンも同時に扱える必要がありますので、ハイパーバイザー上の仮想マシンでコンテナ環境を実現するという少し変な構成になっています。(電気代を気にしないならばマシンごとに分ければよいのですが、そうもいかないので)Server Hardware本構成では、物理サーバを3台使用しています。うち2台はHPE製の2Uサーバ、DL380 Gen10を使用し、ストレージには Western Digital 製の Ultrastar DC SS200 (SAS 12Gbps) を使用しています。Hypervisor for VirtualizationHypervisor には引き続き proxmox を利用します。VMWare ESXi を用いない理由としては、無償版においてCPU数の制限があること(8C)、ネットワークインタフェースでのLAG等が出来ないことが挙げられます。Infrastructure with kubernetes物理サーバを2台使用し、それぞれの VM 上にワーカーを乗せています。また、図にはありませんが、コントロールプレーンは物理サーバごとに1つ以上配置しています。これらの物理サーバは 10GbE 2本で接続されています。さらに、 Horizontal Pod Autoscaler による水平方向のオートスケーリングを設定しています。HTTPトラフィックは、 Ingress によるL7ロードバランサーを利用し各Podへの分散を行っています。Registry for ContainerDocker Container 用のレジストリには SUSE がオープンソースで公開している Portus を用いています。また、これらの