知り合いが、増設したHDDを認識しない現象に見舞われ、トラブルシューティングしたのでそのログです。
軽く調査を行ったところ、Seagate製のHDDにおいて稀に発生するようです。
原因調査中、思ったように情報にたどり着けなかったので、記しておきます。
予め申しておきますが、本記事はSeageteさんに対する批判等ではございません。
(解決方法が知りたい人は、この記事の下部へ)
- 当該HDD
- Seagete ST2000DM008
Windows10PCにHDDを増設するも認識しない!?
BIOS上には増設したHDDが表示され、Windows10上のデバイスマネージャー上でも、増設したHDDは認識されていました。
しかしながら、増設したHDDを使用するにはMBRないしはGPTのパーティションテーブルを作成する必要があります。
通常、Windows10ではこれらの操作はディスクの管理から行うこととなります。
しかし、肝心のディスクの管理には当該HDDは表示されていませんでした。
ちなみに、CrystalDiskInfoでは認識し、S.M.A.R.T.情報を読み取ることができる状態でした。
これは、接続ケーブルの不良やマザーボードの故障ではないことを意味します。
新品なのにHDD上になんか残っている…?
調べてゆくと、Windows10上で記憶域プールとして認識されたものは、ディスクの管理に表示されないことがわかります。
今回の症状に合致します。(そのような設定を行ったかどうかは別として…)
解決方法…?
そこで、Windows10上から記憶域プールの設定を確認します。
(設定へのたどり着き方は各自調べてください。 設定 から行く方法と、コントロールパネルから行く方法があります。)
本件の場合、他人のPCだったのでスクリーンショットがありませんがディスクの管理に表示されないディスクが、記憶域プールとして使用されていました。
すでに記憶域プールを利用している方は、操作を行うディスクを間違えないように注意しながら、この記憶域プールを削除します。
本件においては、以上の操作を行うことで、ディスクの管理上に表示されるようになりました。
*当該操作等を行ったことによるデータの喪失その他について、当記事の筆者は何ら責任を負いません。
原因は?
本症状は稀に発生することが多いようで、大抵の場合返品交換をしてもらうことで解決しているようです。
また、その殆どがSeagate製のHDDにおいて発生していました。
Seageteさんが製造時あるいは検品等を行う際に何らかの問題が発生することがまれにあるのでしょう。
今回のトラブルは、ある意味不良品であり、返品交換をしてもらうか、自身で操作を行うことによって回避できる問題と言えるでしょう。
ちなみにLinux系だと…
Win10等で認識しない場合、Linux系のOS(ubuntuなど)をUSBメモリからtryでブートして、fdisk等を利用して当該HDDのパーティションテーブルを初期化することでも解決することができるように思います。